里山・里地の保全には下草刈り、萌芽更新、竹の駆除などによる雑木林の再生が不可欠となっています。
中でも近年は竹の繁茂が著しく、雑木林を駆逐する勢いで竹林が広がりつつある所が目立っています。
NPOいきいきまちだは『自然もいきいき、人もいきいき』をモットーに里山・里地の保全と自然や人との触れ合いによる健康増進を目的に色々な活動を行っています
Email:ikiikimachida@gmail.com Tel:042-794-4200
町田市のコロナ感染者も急激に増えてきて、中心部に出るのも勇気がいります。幸いに散歩の足を少し伸ばすと、七国山を経て薬師池に出ることができます。珍しいカモが来ているというので、出かけました[→ミニ図鑑]。人出も少なく落ち着いて散策できます。大きなレンズをつけたカメラを三脚に載せて、野鳥専属のカメラマンが右往左往していました。冬の薬師池は余計なものがなく、この公園の良さを改めて認識しました。(2021/1/10撮影)
稲垣さんから提案があって、このコラムを設けました。美女からボールが投げられています。皆さん受け取って、投げ返してください。雑文でも、写真でも結構です。HP上での三密は大いにありです。
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2021年の主な活動予定 最近の主な活動の記録は ⇒ 2020年 2021年
カモの仲間は繁殖期になると雄の羽色が変わり美しくなります。雌は地味で私のような素人には区別しにくいのです。一緒に泳いでいてくれると同じ仲間だとわかります。
左はカルガモで夏も残って繁殖しています。雛を連れて行列している様子が報道されることもあります。嘴の先が黄色く、腰に三日月型の白い羽があります。右はマガモで雄は頭が緑色で嘴が黄色です。三日月型の模様もあります。マガモの飼育種がアヒルです。野生でもカルガモとの雑種が多く見られます。
オナガガモ(左)の雄は尾羽が細くとがり、嘴の両端が灰色で胸が白く、タキシードを着ているように見えませんか。右はコガモ。一番小型です。カモは声を聞くとがっかりしますが、コガモはピーピーとかわいい声で啼いています。雄は頭が茶色で、緑色の太い帯があります。尻に黄色い三角模様があります。
(2021.1)
トモエガモ(巴鴨、左)はシベリアで繁殖し、冬に飛来します。目の後の大きな緑色の巴形をした模様が美しく、名の由来になっています。絶滅危惧種に指定され、なかなかお目にかかれないようです。オシドリ(鴛鴦、右)は日本北部で繁殖し、冬になると南下してきます。カラフルな羽が美しく被写体としても画題としても好まれています。薬師池では珍しいとの話です。近くで観察できました。
ホシハジロ(星羽白、左)もシベリアで繁殖し、冬に飛来します。頭から首にかけて赤褐色の羽毛に包まれています。胴の部分は白く、目が赤いのが特徴です。潜るカモで、境川では見られません。カイツブリ(右)の鳰(ニオ)は水に入る鳥を意味する和製漢字。本州では一年中止まる留鳥。薬師池でも繁殖しています。羽毛の色は地味で、よく潜り離れたところで顔を出します。カイツブリ科でカモではありません。行動もカモとは別行動。
(2021.1)