4・5月の活動から

4月10日炭焼き準備

炭焼き準備

 12月から取り組んでいた公園排水清掃業務が終わり、本来の活動再開です。この冬は竹切りが出来ず、炭焼きをあきらめかけていましたが、地主の社長さんが切っておいた竹があるというので、それをいただいて準備をしました。
 この谷戸の竹や木を伐採して、畑の環境整備を進めていますが、特に東斜面にはキンラン、ギンラン、シュンラン、サイハイランなど貴重な植物が回復してきている様子がうかがえます。また、ジュウニヒトエは10数株確認していましたが、種がこぼれて発芽したのか若い株が多数群生しているのを発見して嬉しくなりました。大切に見守りたいと思います。

4月26日筍掘り

筍掘り

 毎年おじゃましている小野路の古賀竹林にもこの冬はご無沙汰してしまいました。「筍が出ているから」との連絡をいただき、掘らせて頂きに出かけました。気候のせいかこの春はどこの竹林も立派な筍が生えています。当たり年のようです。お礼に竹林の中の古い竹を片付けたりしました。
 筍は堀りたて、ゆでたてと言われます。帰ってすぐ茹でた筍はまさに絶品、ご近所や知り合いにもお裾分けして喜ばれました。

4月29日炭出し

炭出し

 10日に窯詰めした竹が焼き上がったので、炭出しをしました。担当のAさんは火をつけてから煙の様子を見ながら焚き口を調節したり閉じたり、徹夜に近い作業が続きます。陶芸もそのようですが、焼き物は出して見ないと出来具合が分からないのが面白く、怖さでもあります。よく焼けた竹炭はたたくと澄んだ金属音がします。
 貴重な植物を採っていく心ないハイカーがいるので、縄を張って「植物観察中」の札をつけました。ランは根に蘭菌が共生していて、移植しても2、3年すると絶えてしまいます。やはり気に入って生えてきた野に置いて観察するのが一番です。

5月3日竹林整備

竹林整備

 七国山の石阪竹林の整備と筍掘りをしました。筍はその場で茹でて持ち帰りました。今、草刈りをしているところは竹林だったところです。周辺から伸びてきてたくさんの筍が生えてきていました。夏になると背丈以上の草で覆われてしまいます。
 ここでもキンランやギンランが確認できました。この竹林でイチリンソウが観察できるのですが、今年は全く見られませんでした。生育場所の水位が上がって湿地のようになっており、おそら